わっしょいハウス『必要と十分』のススメ
今週末の予定を決めかねているあなたにわっしょいハウスの公演『必要と十分』を全力でオススメしよう。
7月に見た『猫隠しまっすぐ』は衝撃的な面白さだった。
印象としてはチェルフィッチュ×五反田団、あるいは小説で言えば柴崎友香×森見登美彦。とぼけた語り口が時間も空間も軽々飛び越える、とびきりキュートな芝居である。
わっしょいハウス 2011-2012まとめ wasshoi-house 2011-2012 - YouTube
過去のことを語っているうちにその話の登場人物になってしまったり、語りを聞いている人間がその過去の出来事に介入してしまったり(!)してしまうわっしょいハウスの語りは、『三月の5日間』の頃のチェルフィッチュの手法をさらに押し進めたものだと言えるだろう。
そんな語りが現実の枠を緩め、日常から少しだけズレた奇妙なエピソードが顔を覗かせる。
今と過去、現実とウソがくるくるとまざり合うおかしなホラ話を堪能あれ。
わっしょいハウス『必要と十分』
11月22日(金)〜27日(水)@新宿眼科画廊 スペースO
22日(金) 19:30開演
23日(土) 14:00開演/18:00開演
24日(日) 14:00開演/18:00開演
25日(月) 19:30開演 ※終演後、九龍ジョーによるアフタートーク
26日(火) 19:30開演
27日(水) 14:00開演